九重神社
九重神社は、地内第一の神社として老若男女の崇敬厚く、人々の心の拠り所となってきた。特に戦時中には式運長久と出征兵士の無事が祈られた。 しかし、大東亜戦争後の混乱期、浮浪者の為に昭和二十三年には社殿焼失の憂き目に遭ったが、 氏子一同の敬神 の念が結実して社殿が完成し、昭和二十六年十月十五日に竣工式を斎行した。
境内には、樹齢五百年以上のスダジイの大木が二本あり、大きく枝を広げている。 川口市指定の保存樹木であり、 内一本は幹周りが六五メートルもあり、記録されるシイの大木では埼玉県下第一の規模である。